交通事故相談センターから示談書(案)が届き、最後の示談交渉は約2週間後の7月??日に行われた。
場所は同じく霞ヶ関の弁護士会館14F日弁連交通事故相談センター
内容はこちら>示談書の内容
簡単に言うと
相手が10万円を支払い、私が保険を使い、2万7363円(相手の損害額の半分)を払う。
すでに合意している話なので問題なく示談成立、相手の示談書3部に私と弁護士の方、相手の保険屋がそれぞれ住所・氏名を記入、押印して終了。
相手の委任状と示談書3部のうち1部を受け取った。
示談交渉終了後、自分たちの車のことなど世間話をちょっとして帰路についた。
弁護士の方は車種は聞かなかったが(失礼なのかな?ひょっとして)、とにかくフェラーリを少なくとも1台持ってられるし、相手の保険屋もアルファ156、イタリア車好きがちょっと不幸な出会いをしたなぁ、と思いながら...
相手の保険屋さんは「今日明日にでもすぐ振り込みますよ」と言ってくれた。
ま、多少なりとも申し訳なさを感じてくれてたのだろうと解釈した。
こっちも相手の保険屋さんの顔を立ててあげたんだから、当然と言えば当然でしょう。
事故発生から4ヶ月、ようやく事件は解決した。
一人の咄嗟のウソ(あるいは勘違い)のおかげで多くのヒトに迷惑がかかった。
こーゆー非生産的な状況が経済を悪化させる原因でもあるのかな?とも思う。
結局、得をしたのは最後まで責任をとろうとせず、ウソ(あるいは勘違い)を正そうとしなかった者である。車両保険に入っていなかったようだが、保険金をせしめている。
今回、私は、私が悪くないとして、保険屋を通さず、解決することになった。
警察は当初から、「横に当たってるから、10対0はないよ」と言っていた。
私が悪くないことを証明することは非常に難しいので(実際、証明できなかったし)、一般論としてそれは正しいが、そのまま真に受けて、最初から保険屋に任せて過失割合の話から入っていたら、免責額を支払うことになっていたので、私自身の被害はさらに広がっていただろう。
その意味で多くの時間を割き、汗をかいたことは無駄ではなかった。
ただ、相手の保険屋が相手に「あちらは事故責任を認めましたよ」などと説明していたらイヤだなとは思う。相手に反省を促せなかったことは結果として社会に新たな被害の芽を残すことになるかもしれないから。
とにもかくにも、車に乗れなかったことによる損害額は計算できないが、修理代は保険代で賄うことができたので一見実害はなくて良かった。しかし、悪いことをしたら謝る、そのぐらいのことはしていただきたかった。
相手は私の両親とほぼ同じ年代で、ほぼ還暦にあたる。
こんなヒトばかりでは日本の将来は暗い、とも思った。
ま、その裏で良い方ともお知り合いになれたことで救われた。
モンディアルも救われたことだろう。
実は、まだ気に入らないことがあった。
弁護士の方から「アライメント検査は被害額に含めても良い」とのアドバイスを受けたのだが、こちらの保険屋は「アジャスターとしての経験上、そのような検査の必要性は認めない」。保険金額は無論、板金修理の金額だけであり、検査をすれば足が出る。タイヤにヒットしていることは保険屋も知っているのだが、顧客の万が一の危険性より、会社がお金を使わないことを優先している。何かあったら誰が保証するんだ?
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