事故顛末記−事故後の処理5

示談交渉の第二回目。


第二回目の示談斡旋交渉は約3週間後の7月??日に行われた。
場所は同じく霞ヶ関の弁護士会館14F日弁連交通事故相談センター

前回と同じく朝10時に集合した。
今回はこちらも保険代理店の方と保険屋さんにも集まってもらった。
まず、挨拶といきさつを説明。

示談の内容から、実際に過失割合は決定していないことを説明し、過失割合にかかわりなく、今後、私に保険上の不利な状況は発生しないか確認した。
それはない、との答え。

前回同様の順番で弁護士の方と内容の説明を行った。
こちらの保険代理店に今回の状況を説明してから、今日まで日にちが開いているのは、お互いの都合もあるが、相手のアジャスターが調査した内容がこちらに届き、それを分析するまで時間が欲しかったからである。
(私としては一刻も早くして欲しかったので、前回から1週間後をお願いしていた)
しかしながら、相手からは調査報告書は届いていなかった。
これではこちらの保険屋も何も決めることはできない。
そこで、相手の保険屋を呼び、調査報告書を見せてもらうことになった。

今回来たこちらの保険屋さんはアジャスターの資格をもっているらしい。
そこで、写真を見てもらったのだが、やはりどちらに過失があるかわからないら
しい。どちらかがうそをついているか勘違いしているのであるが、とにかくこの場では
決着はつけることはできなかった。

結局、弁護士の方の意見に従うことになったのだが、こちらの保険屋も上の承認が必要であるので、示談書(案)を作ってもらうようお願いして、交渉はここまでとなった。
事故発生から4ヶ月、ようやく事件は解決しようとしていた。
予想外の展開ばかりだったのだが。

相手とこちらの保険屋さんが面談室から出た後、最後に弁護士さんに今回の事件に関する率直な意見を聞いてみた。

「あなたの方が正しいと思いますよ。」

公式には残る言葉ではないが、多少救われた気がした。

「示談終了、解決までの総括」につづく