事故顛末記−事故後の処理2

事故後はどうなったのか?


さて、相手の保険屋にはある程度理解してもらえ、事故処理は進かと思われたが実はそれほど進まなかった。
おまけにさらにムカッとする事件が起きた。

事故発生から1ヶ月以上経ち、修理は保留にしてきた。最悪のケースの場合、車屋に任せてフェラーリ価格で板金してしまうと最高100万なんてケースもあり得る。この頃から私はインターネットで事故処理のページをあさり始めていたが、最悪、泣き寝入りと言うケースもあるらしい。事故処理が進んでいるならともかく、泣き寝入りなんてことになったらかなわない。そこで、車屋に自宅近所の板金屋にお願いする旨伝えた。これがまた不幸の連鎖につながった。

そもそも板金と同時に納車時に約束していたタイミングベルトの交換など整備も行おうと思っていたのだが、とことんちゃらんぽらんな車屋は整備をお願いすると工場が空いてないから車を引き取ってくれと言う。車屋まで遠いし、面倒なので数日間程度の待機ですむならそっちに車をおいてもらうよう頼んだ。すると駐車場代がかかるなどと言う。それでも良いからまず工場に問い合わせろと言って、問い合わせたら2,3日後に入れられると言う。こーゆーところがちゃらんぽらんだ。ゴールデンウィークの始まる1週間前だった。

ゴールデンウィークが終わった週の金曜日、車屋にどのぐらい進んでいるか電話した。すると、驚いたことにまったく手つかずだという。おまけに工場にも入っていないと言う。(すぐ入れると言うからそっちに置いておいたのに...)
おまけに、どのくらいかかるか聞くとわからないと言う。そこで納期と見積もりを出すよう依頼した。初めてのフェラーリ、どのくらいかかるか心配だった。心の準備が必要だ。
しかし、1週間経っても連絡は来ない。仕方ないのでこちらから連絡を取ると、引き取ってくれ、と逆切れ。私は何を交換するといくらかかるか?予算があるのでどこまで直すか教えて欲しいと言っただけだ。事故処理も進展せず、人間不信に陥りそうだった。何故、関東の人間は自分の不始末を悪いと認めないのか?(名古屋にいたときはこーゆーことってなかったのに一度にこんな事態が訪れ、そう思いました)
結局、ほとんど口論になったまますぐ引き取りに行くと伝えた。何時ぐらいが都合が良いか聞き忘れたので電話したが、電話に出ないし、電源は切られるし...。まったく大人げないヒトだ。

仕事をさぼって午後すぐに車を取りに行くと、車はここにない、夕方また来い、と言う。ここまで1時間かかるのを来たのだ、帰れるか馬鹿野郎。店に入り、しばらく交渉した。すると、とにかく引き取る場合、お金がかかると言う。曰く、駐車場代2ヶ月分6万円+アジャスター立会料3万円。ふざけとる
屋根付き駐車場に停めていたらしいが、私が関知したのは4月分だけのはずだ。工場にはゴールデンウィーク前に入れると言ったはずだと問いただすと、黙りを決め込む。
結局、私にいくらかかるか伝えるともっと安いところに逃げられると思い、見積もりを出さなかったようだ。板金修理の時にそうだったから私のことを信じられないとのことだ。
はっきり言って、相見積もりを取ることは社会人としての常識であり、取らなかったら始末書ものである。とことん子供な車屋である。

第一、納車時にエアフィルターもきれいですよって言っていたのに、開けてみたら汚れまくりだったのを私は目をつぶっているのだ。そもそも信用って点では私の方が先に失っている(ま、だから見積もりに固執しているのだが)。また、納車時にすでに壊れていたらしい空調の説明には触れもしなかった(これは私の落ち度であるので黙っていた)。いろいろ不信感を抱かせているのはそっちだ!
そう思っていても埒があかないので、納車整備分(タイミングベルト交換・エンジンフードダンパー交換)を差し引くよう言うと、ベルトのパーツ代金とダンパーの代金だけを計算した。それはおかしい、見積書を見ろ、車検代を引いても25万円分の納車費用だ、と問いただすと、そんな見積もり知らないとぬかしやがる。あげくのはて駐車場代を支払わないと車は返さないと言う始末。

この車屋はYahoo自動車の中古車検索に登録しており、インターネットの見積もりができるようになっていた。その見積もりを知らないと平然と言ってのける車屋ははっきり言って訴えられてもおかしくないはずだ。確かに社印の入っていない見積書である。知らないと言い続ければ言い逃れられるだろう。仕方ないので、やはり納車時にサービスでつけることにしてもらっていた盗難防止装置の分を差し引け、と問うと、またもや、知らぬ存ぜぬ、黙りを決め込む。沈黙が続き、私が涙ながらに、事故処理がちっとも進んでいないこと、ウソを平気でつくヒトがいて困っていることを訴えると、ようやく盗難防止装置をつけることを思い出してくれた。値切られたが...。
時間もお金も精神も消耗して、車屋を後にした。ようやくこちらへ届いた車は雨に濡れてほこりだらけ。車内もガラスが白く汚れ、いかにも路上に放置されていたようだ。間違いなく屋根付き駐車場に入ったことはないだろう。

そんなむかつくことがありながらもさらにネットを調べ、どのように事故処理を進めたら良いか考えていた。5月中旬、いずれにしろ事故証明が必要と言うことで証明を取ることにした。最低10日かかる。仕方なく待った。

「事故後の処理3」につづく