事故顛末記−事故後の処理1

事故後はどうなったのか?


次の朝、保険屋に事故状況を書いたメモをfaxした。後ろから接触されたことを告げたので、相手の100%過失と言うことでこちらは相手の出方待ちとなった。
結局相手の保険屋からの連絡は2週間後だった。
アジャスターに車を見せるため、モンディアルを購入したショップに車を置きに行った。
横浜青葉区の店まで4時間の大渋滞だった。ますます怒りがこみ上げてきた。

ここまでの長い期間、十分に熟慮を重ねた。何故事故が起こったか?私に過失はないか?

もう一度、おさらいしてみると私の言い分と相手の言い分は以下の図の通りである。

そして、衝突時は以下の通りである。

一億歩ぐらい譲って(相手の保険屋にはこの表現を用いた)相手の言い分が正しいとして、シミュレーションすると相手の言い分どおりに接触するには以下の図が考えられる。
並んでる車を飛び越えるか、バイクのようにすり抜けるか。それともバスレーンに一旦レーンチェンジいてさらに蛇行して左の車線に移動するか。
しかし、どのようなシミュレーションをしても私の方から接触するにはとんでもない条件しかあり得ない。
相手の車が私と同じ車線にいると仮定することは明らかに不自然で、バスレーンにいたと仮定する方が自然だ。私が悪いと仮定してもそうなる。
これは前から5〜6台目の車が交差点内に入ったとき、何故前から2〜3台目(相手は2台目とは言わない)の車が発進直後だったか?と言う疑問からも推測できる。

前の車がゼブラゾーンを前にどちらの車線へレーンチェンジするか迷っていたのではないか?

相手は私が「どこから来たのかわからない」としか言わないらしい。「発進後に、いきなり前に割り込んできた」らしい。

そんなあやふやな証言に付き合い、衝突が起こる状況を考えると、私がとんでもなく勘違いして一番左の車線の、それも相手の車にかなり近い位置にいないと起こりえない。
私が一番左にいた場合、左折専用レーンにつながるその車線の車が直進レーンの車より速く交差点を抜けないと接触できる位置には至れないからである。
それでも前の車がいなくなり全速で発進しないと抜かすことは無理だろう。
その場合、フェラーリの排気音が聞こえないとは思えない(と弁護士の方は言っ
ていた)。

私のどれほど詳しく証言しても、一番左のレーンにいなかったことを証明できないのが問題をここまでややこしくしたと言える。
非常に困難だが、目撃者を時間をかけて探すしかないだろう。

無論、相手も自分がどこにいたか証明できるわけではない。

相手の保険屋から連絡があったのはさらに1週間後だった。
どうもこちらの保険屋ともどもレスポンスが悪いと思ったら、こちらに過失はないと言うことにしたので、介入しないとのこと。仕方なく、私自身が交渉に当たることになった。

そして、上記の状況をほとんど怒鳴り気味で伝えた。

では、私はどのような状況ならぶつかることができるのか?と。

もちろん相手に説明などできなかった。
かなり理路整然と伝えたつもりだったが、おかげで理解してもらえたようで、もう一度相手に説明してみるとのことであった。

「事故後の処理2」につづく