「トヨタ コルサ」

その車2
L20 系と異なり、L30 系では3ドアと5ドアでボディ後半のデザインが大きく異なります
 大ヒットした BD 型ファミリアに影響を受け他と言われる L20 系は3/5ドア共にリアハッチが比較的寝ており、これは L30 系3ドアでも継承されています。これに対し、5ドアではリアハッチが垂直に近づいており、ロングルーフ化されています。カローラ FX 同様、ロングルーフ型ハッチバック車の発明たるワンダーシビックに影響を受けているのではないかと思いますが、後席居住性を重視する5ドアにのみ採用するなど、なかなか巧みな性格分けだと思います
 ただし、ターセル/コルサ/カローラ II の5ドアはこれで打ち止めで、L40 系からは3ドアと4ドア(カローラ II は3ドアのみ)に絞られます

発売当時、3ドアのクリーンなグリーンハウスに比べ、ボディ後半にピラーが多数有り、煩雑なため、良い印象は持っていませんでしたが、20 数年ぶりに改めて目にして、意外な良さを見いだしました

スプリンターよりはっきり、くっきりなボディサイドのライン。リアオーバーハングが短く、スプリンタよりロングルーフ
非常にシンプルなヘッドライト構成

バンパーは黒い樹脂の部分のみで、エアダム部分はボディパネルと同じ鉄板。リトラのバンパーは写真の黒いバンパーの上半分とヘッドライトを合わせた部分を覆い、ラジエターへの空気はバンパー下からがメインになる
 エアダム部分を共通にすることで別パーツ部分を小さくしているのか?

ヘッドライト部分が少し奥まっています。3姉妹の違いはグリル部分
リアハッチの処理は単純に角度が違うだけではありません

テールランプの上部分は3ドアが垂直に立っているのに対し、5ドアではガラス面に合わせて傾斜しています

テールランプも実は良く似た専用品です

リアハッチはテールランプ上から開くため、ボディ剛性は上がりますが、実用性は落ちます
フロントのウィンカーはバンパー下
独自のエンブレムではなく,社名の「CORSA」ロゴ
リアクォーターウィンドウにはステッカー
発売当初、全グレードサイドモール無しが標準です

ボディサイドのアクセントとしてはプレスラインのみで十分、という割り切り

このシンプルさが良さだったのに、後期型ときたら...

例によってステッカーではありません

スプリンターと同じデザインですが、一回り小さいです

「Sophia」ロゴもステッカーではなくプラスチック

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