L30 系コルサは 1986 年同系列としては3代目として、ターセルとともに登場しました。2代目カローラ II も姉妹車にあたります。L30 系の大きな特徴は2ボックス型の車としては非常に珍しいリトラクタブルランプを備えた、その名も「リトラ」をイメージリーダーとしたことです。ラインナップは3ドアハッチバックのリトラと固定ヘッドランプの3ドア/5ドアとなり、4ドアは L20 系が引き続き販売されました。海外向けには2ドアクーペ(セダン)のターセルも販売されましたが、日本では最後まで販売されませんでした。メカニズム的には、L20 系までの縦置きエンジンからスターレットベースの横置きになったことが大きな変更点で、これでごく普通の FF 車になりました
L30 系のデザインはシリーズ中最もクリーンで洗練されています。例えば、プレスラインが無いボンネット、車体側面を一周する深いプレスライン、平面構成でありながら微妙な R が付いたボディ面など興味深い点が多い車です。その元ネタは 1983 年にイタルデザインから発表されたガビアーノ(Gabbiano)であると思われますが、この件はまた後で
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