T150 系コロナは 1983 年1月同系列としては8代目として登場しました。コロナとして初の FF 車となった同車は当初5ドアのみでデビューしました。これにより5ドアの設定が無かった T140 系と併売する形で5ドアコロナ復活となりました。FF 版の4ドアは5ドアに遅れること9ヶ月後に登場しました
T150 系の特徴として1年前(!)に登場した先代の T140 系と比べ全長が 20 cm も短縮されるなど小型化されたことが挙げられます。見た目にも角張ったスタイルの先代に比べ、すべての角が丸められ、寸法以上に小型化されたように感じます
しかし、T150 系のサイズは 1982 年9月まで販売された T130 系と同等であり、むしろ カリーナ/セリカのプラットフォームを使った T140 系がイレギュラーだったのかもしれません。それを踏まえて改めて眺めると T150 系のスタイルはやはり丸みを帯びた T130 と継続性があるように見えます
エンジンは当初カムリ/ビスタに設定された 1800 cc の 1S-LU 型のみでしたが、4ドア登場に合わせて EFI 付きの 1800 cc 1S-ELU、1500 cc の 3A-LU、2000 cc ディーゼルの 2C-L が追加、キャブレター仕様の 1S-LU はシングルインジェクションの 1S-ILU (Ci) に置き換えられました。マイナーチェンジ後は同じシャシーのセリカ/コロナクーペ/カリーナ ED で設定された 3S-GELU を積む T160 系が追加されました
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