デザインはアルファロメオ・スパイダーと同じくピニンファリーナ社が担当しました。オリジナルモデルとのスタイル上の変更点は328GTBと同じイメージのバンパーになったことぐらいです。しかし、オリジナルがはっきりそれとわかる「バンパー」の下にフェラーリのアイデンティティたる銀色の格子グリルが限りなく控えめに設置してあったのに対し、3.2版は大型化されたボディ同色のバンパーの内部に格子グリルを前面に押し出しています。 エンジンの3.2リットルV8エンジンは最高出力270馬力とオリジナル版に比べ大幅にアップされています。 全長 4535 mm, 全幅 1795 mm, 全高 1235 mm, ホイールベース 2540 mm, 車重 1410 kgと、Alfa Romeo Spiderより長く、低いボディーは幅はほとんど同じにもかかわらず、前後の絞り込みが少なく、幅を数値以上に広く見せています。概ね現行ソアラと同じぐらいの大きさですが後席はMondialの方が圧倒的に広いです。ついでに言えばトランクも広いです。 89年にはFerrari 348tb/tsと同じ3.4リットルエンジンのMondial T Cabrioletにスイッチしました。このビッグマイナーチェンジにより、エンジンマウントは大幅に変更しました。外観ではドアの後ろにあるエアインテークの形状が小さく控えめになりました。私はオリジナルの大きな形状の方が好きです。と、言うかあのインテークが良くて「T」ではなく3.2を探しました。 もちろん中古で、走行4.6万キロです。値段はトヨタ・マークIIぐらいでしょう。GTカーらしく、おとなしく安全運転しようと思いました。 相当、かっこいいヤツです。>写真集 Mondial 3.2に関してはこちらをご参考ください。>極楽とんぼさんのページ
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