「トヨタ コロナ」

その車3
当該車は前期モデル発売9ヶ月後の4ドアモデル追加の際に設定されたグレードです。このマイナーチェンジでは最初期型の 1S 型キャブレターエンジン(1S-LU)がセントラルインジェクション(1S-iLU)に変更され、例えば、豪華装備グレードの EX サルーンには 3A 型 1.5 L、1S 型 1.8 L、2C 型 2.0 L ディーゼル型の3種類エンジンが設定されました。これに気筒ごとにインジェクターが付く(今となっては当たり前な)EFI 仕様の 1S-ELU エンジンを搭載した最上級グレード EX サルーン AD が新設定され、かなり複雑なグレード構成になりました。SX は EFI エンジン搭載のスポーティグレードで、EX サルーンより多少装備が簡素化されていますが、ランバーサポートなどを調整できる 7 ウェイスポーツシートが装着されます
 ダッシュボード等はどのグレードも基本的に同じですが、下位モデルの STD、DX、GX はタコメーター無し、ポリプロピレン製ハンドル、上位モデルの SX と EX サルーン、EX サルーン AD はタコメーター付きで、ウレタン製ハンドルです
 変速機は 1.5 L の下位モデルが4速マニュアル、3速 AT に対し、上位モデルは5速マニュアルと OD 付き4速 AT ですが、1.5 L GX のみ5速マニュアルが、1.5 L EX サルーンのみ3速 AT が選べます

紹介している車は 1S-ELU 型エンジン+5速マニュアルというスポーツグレードらしい組み合わせです。115 PS/16.7 kg m の出力で 1020 kg のボディですので必要にして十分な動力性能を持ちます

当時の大衆車の典型といえるダッシュボード
足下もそれなりに広いです
一見何の変哲も無いシートに見えますが...
実はサイドサポートも調整できる7ウェイスポーツシート(といっても、EX サルーンも同様にカウントすると6ウェイシートですが...)

さすがにそれなりに広いリアシート
1S-ELU 型 1.8 L EFI エンジン。エンジンルーム内はかなりすかすかです

燃費は 10 モードで 13.0 km/L(5速マニュアル)とまずまずです

エンジンブロックを後傾させて搭載されます
インジェクターです。1S-Ci ではこの部分が小さくなります
ここのところ紹介してきた車の中で最大の排気量、パワーを持つだけあって、楽々ドライブできる車です

色々な面で上級な感じです


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