Bella Macchina

Bella Macchina = 格好良い車。

別のページで紹介した Fiat Barchetta、そして Fiat Coupe Fiat。当時のフィアット社長パオロ ・カンタレッラは「車は格好良さ第一」ぐらいに思っていたでしょう。会社を建て直すためには「自分が乗りたくなるようなエモーショナルな車を作らなければならない」との信念を持っていたのだと思います(*1)。
 Alfa 156 はそれまでの 155 が備えていた清潔さやその前の 75 のようなエキセントリックなラインではなく、若い頃のジュジャーロが描いたような美しさ/格好良さを備えて登場しました。おかげで Alfa Romeo 社が完全に新世代に移行したことを示すと共に、そのブランド力が完全に復活したことを示す車になりました。

4ドアセダンでありながら、リアドアハンドルをCピラー(と言うよりサイドウィンドウ)に埋め込んでしまうことなど、実質的にはお遊びに過ぎないのですが、これこそが 156 の目指す方向性を示す一例でもある訳です。

格好良ければすべて善し。


*1:しかし、エモーショナルなラインに振りすぎたブラーボ/ブラーバは...
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